2006年04月16日

4/11日経朝刊より

ちょっと前の記事になりますが、日経新聞朝刊に「ネットと文明」という連載がありまして、4/11の「第4部−常識オセロ(1)”ヒトの知、進化か退廃か”」という回を読んで感じたことなど書いてみようかと思います(UU)

この回はこんな書き出しで始まります。以下一部を引用します。

=======================================

−カメラの放列。我が子の一挙手一投足を撮ろうと、場所取りも怠れない−

【記憶よりも記録】
 つくば市、吉沼幼稚園。三月下旬、会社員の山本孝志(35)は長女の卒園式にデジタルカメラなど三台を持ち込んだ。「子供の成長をすべて残したい」。撮った画像は幼稚園時代だけで数千枚。インターネットを通じ家族に送れるなど便利さも増す。それでも「撮るばかりで、見たい場面がすぐに出せないほど」。そんな山本は今では、ごく一般的な親の姿だ。

(中略)

 ヒトは忘れ、死んでいく生き物。だからこそ何とか記録を残そうと文字や紙を発明、膨大な書物や映像を生んだ。今ではIT(情報技術)により、誰もが情報の詰まったネットという”外付け脳”を共有できる。従来は巡り合えなかった「知」に触れ、豊かさを実感できる新しい文明への予兆もそこにはある。

 反面、知識を習得し心に刻むことが忘れられ「記録はあっても記憶がない」ことにもなりかねない。記憶し学び、考え感動する。そんなヒトの営みとどう向き合うか。

=======================================

 まず冒頭のお父さん(僕とほぼ同世代ですね)には、いささか身につまされました(;^^A

 今は違いますが、以前は僕も結婚してて子供がいまして、生まれたころにビデオカメラなんて買いましてね。赤ちゃんのころは実に熱心にテープを回してました。写真も取り捲りでね。「寝てるばっかりで同じような写真ばっかりとっておもろいの?」なんて言われたり、はは。

 なんていうんでしょ、「記録を残したい。シャッターチャンスを逃したくない」っていう一種の脅迫観念、なんていうと大げさですが、まあ「安心」したかったんでしょうね。「あとでいつでも見れるんだ」という保険が欲しかったのかなあと思います。初めての子供でしたしね、一瞬一瞬を全部残しておきたい思いが強かったのだと思います。

 でも実際の話、今それらの写真はほとんど手元にはないんですよ。でも一緒に過ごした時間の記憶は残っているわけで、そちらの方が自分にとっては大切なものであることはいうまでもありません。

 正味の話、ビデオテープも当時は山ほどあったんですが、ほとんど見返すことがありませんでした。年取ってからならともかく、リアルな存在が目の前におるわけですから、そっちを見てる方が面白いですよね、ふふ。

 記事の中で「外付け脳」という言葉も出てきますが、このあとに出てくる事例で、必要なことを(漢字調べまで)なんでもパソコンで調べる若きサラリーマン氏も出てきます。彼いわく「ネットさえあれば、知識は最小限ですむ」のだそうです。確かにインターネットを通じて、ほんの10年前までは調べるのが困難だった知識も一瞬で検索できる時代です。「インターネットがないころはどうしてたんだろ?」と自分でも思い出せないぐらいです。「携帯電話がないころどうやって待ち合わせをしてたんだろう?」という疑問も似たようなものかな?

 ただ、そのあとに「自分の頭に頼らず、外付け脳を駆使する流儀は時代の先端。しかし旧来の常識からは「ただ乗り」「思考停止」と映りかねない」とあるのは、いささか痛い指摘でございます(><)何でもネットで調べれば済む、と思っているといきなりネットが使えなくなったときに途方にくれることになりかねませんからね(いやホント。これは日々実感します)

 とこうしてこんな駄文を読んでいただけるのもインターネットの偉大さ、ということになるでしょうが、「そういえばインターネットの料金ってどこに払ってるんだろう?」なんて疑問に思ったことありませんか?詳しくは「インターネットの歴史」なんてキーワードで検索して頂くことにして(笑)、インターネットというインフラそのものを提供してお金儲けをしている会社がどこかにあるわけじゃないんですよね。毎月の料金はNTTなりプロバイダ(接続業者)に払ってるわけで、「インターネットの利用料」ってわけじゃないんですよ。要は僕らはこの素晴らしい仕組みをただで使わせて頂いてるわけです(U人U)アリガタヤ

 インターネットの世界は実に多くのボランティア的な精神を持った先人たちに支えられています。例えば今見ていただいているこのページはHTMLという言語で記述されておりまして、もし特許でもとっていればすごいことになっていたでしょうが、その発明された方(名前忘れました、すいません)は特許とかとってないんですよね。まあ、こういう使われ方をするのは想定外だったのかもしれませんが、何でも特許や権利でしばってしまったら、せっかくみんなが便利に使えるようにと思って作ったものが普及しない、という気持ちがあったのは確かだと思います。

 というわけで(なにがや!)僕もこうしてネットの世界でお友達になった皆様に読んで頂くべく駄文を書き散らしているわけですが、これからは(今までもちょっぴりは意識してたんですけど)情報を頂くだけではなく、自分の知識で役立ちそうなものはこのblogのテーマに沿った形でなるべく発信して行ければと考えています。検索で見つかったページのおかげで深刻なマシントラブルを解決できたことや、さまざまな文章に「ほぉ!」と感心して他の方に紹介して喜んで頂けたことも一度や二度ではありませんからね。

 そのためには「この人の書くことならぜひ聞いて(読んで)みたい」と思ってもらえるように努力しないとあきませんね、はは(^^)ヾ

 では、そういうわけで、また♪
posted by ろでむ at 21:57| 東京 ☁| Comment(13) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しちゃってまちた〜
久々に訪問させて頂きまちたん^^

いいですね!今日の文章!(いつもいいでつけど)

記事内の「「ネットさえあれば、知識は最小限ですむ」」には、あたちはやっぱ賛成できないでつ。せっかく人間に生まれてきたのでつもの。吸収できるだけいろんなものを吸収ちないと!偏った合理主義者のたわごと(言い過ぎ?!)に思えちゃうわ。かくいうあたちも「検索機能」は便利だと思うし、利用しまくってまつけどね^^

以上、アナログ女王のたわごとでちた〜

Posted by とぱーず at 2006年04月17日 00:08
どもども、お待ちしてました。
まだボトル残ってますよ(爆)

ふふ、そうですね。僕らバーチャルな世界の住人じゃありませんからねえ。まあ、ネットにどっぷりつかっている自分の自戒を込めた日記というふうに思って下さい。

自分の目で見て、自分で考えて、という心持ちは忘れずにいたいと思いますです、はい。

そうそう、アナログといえばね、若い女性たちにフィルカメラの静かなブームが起こっているらしいですよ。

デジタルデータにしてblog等にUPすることを考えると、どうしてもデジカメの方が便利ですが、昔の写真の写真屋さんに預けて「ちゃんと撮れてるかなー(どきどき)」と待っている”時間”もまたステキなものだったような気がしますねえ。

僕も余裕が(経済的に^^;)できたら、もう一度フィルムの一眼レフを手に入れたいと思っています。
Posted by ろでむ at 2006年04月17日 00:21
ええ〜ホントですか〜
なんか朗報でつ〜
何故って、あたち、若くないけど「フィルムカメラ」ちょ〜現役でつから〜。入園式でもばっちり使用したし〜。うちの場合、デジカメよりフィルムカメラの方が小さいという(爆)事情もありまつが・・・。なんか「ちゃんと残せる」ってイメージがあるんでつよね。フィルムカメラって。ただ、維持費が高いのが・・・(ママ友達にも大量に焼き増しすることを考えると・・)でもレトロな感覚がいいでつよね。写真屋さんで現像が仕上がったとき、「このお写真で間違いないですか?」の確認がちょっと恥ずかしいショットだったりすると、りんごフェイスになっちゃいまつけど(笑)。まあ最近はボウズの写真ばっかなので^^ でもお陰様で劣等感なく、フィルムカメラを取り出せそうでつ(でもコンパクトデジカメほちー。いつになることやら)
Posted by とぱーず at 2006年04月17日 00:36
""ハ(^▽^*)パチパチ♪
素晴らしい文章でございました^^
ボケの若者が増えているそうでございます
何しろ電話番号なんて覚える必要も無いでしょ
漢字だって読めれば書けなくて済むし
計算だって電卓があるし エクセルなら書くだけやん
私も計算能力が鈍って漢字も書けなくなっています
電話番号だってまず覚える気がありません
よくまあこれで仕事はやってるなとホンマ(^ ^;Δ フキフキの心境・・・

間違いなくボケが目前にありますなギャアアアア ( > < ;)//

それととぱーずぽんにケチを付ける事になりかねないと
書くのを止めたんですけれど ここでちょっとね^^;
私もそうだったけれど ファインダーを通した我が子が参加している式に夢中になる余りに
実は自分は全く参加してなかった事に愕然とした事があります
何も持ってない方が心に焼き付いてる事の方が多いもんね
とにかくもっと我が身を酷使しないとだめだめでつな
(//ー_ー//)ゞポリポリ
Posted by のぶ at 2006年04月17日 00:53
いえいえ、いいんでつ、のぶたま〜
お感じになったこと何でも書いて下さいな。

私はダイジョブです〜!
ファインダーからよりも、「ナマで」ボウズを見ていた時間の方が圧倒的に長いですから〜。そのために撮影隊?!を手配したようなもので・・・ごめんね、ぱぱ。なつかち〜感慨ふか〜い、って感動ちながら式には臨んでまちたよ〜。アナログ女王でつから〜。でもこれから運動会とかイベントが多いから、のぶたまやろでむしゃまのお話を聞いておいてよかったとおもいまつ^^有り難うございまつ、先輩方!
Posted by とぱーず at 2006年04月17日 10:21
ためになるお話を いつもありがとうございます m(__)m

便利になることによって 人間も退化しちゃいけませんよね〜〜(しみじみ

こうして いろんなブログを見て いろんなことを考えて 感じて・・・・

心のアンテナだけは 退化しないよにいたいと思うあゆで ありました・・・・

わけわからん 書き込み すいません(笑
Posted by あゆゆ at 2006年04月18日 01:46
どもども。みなさんおつかれさまです(^^)ヾ

いやー、職場でも家庭でもコンピュータにどっぷり浸かった生活で、自分でも脳が退化してるんじゃないかと不安な気持ちがあるんですよね。

やはり外界からの刺激、人と接することによって得られるものを補充して行かないと、段々自分が枯れてきちゃいますからね。

なんていうか、なるべくナチュラルに自然や人に接する時間を増やしたいなあ、とちょっと思ってはいるのですが、都会で孤独な生活を送っているとなかなかね、ふふ。

いうなれば「スローフード」ならぬ「スローライフ」てやつでしょうか(変な日本語ですね^^;)僕も”いらち”やからなかなか忍耐がいるんですけど(;UU)

ではまたなにかあれば書いてみますネ
Posted by ろでむ at 2006年04月18日 12:54
追伸です。

先週の日経夕刊だったと思いますが、万年筆ドクター(修理を専門に受け付ける巡回技師みたいな人。大手の万年筆メーカーのベテラン技術者だったと思います)のお話と、また違う日には20代とかの若い人にも万年筆が静かなブームになっているという話が載っていました。

テクノロジーが進んでも人間の本質ってそうは簡単に変わったりしないのかなあ、と思いました。

久しぶりに母親にはがきぐらい書くかな...(^^;)ヾ
Posted by ろでむ at 2006年04月18日 13:09
2コ前のろでむしゃまカキコ内の「いらち」ってなんでつか?ヒロシマの言葉?!それともなんかの略?それとも流行語?

万年筆・・・あたちも大好きでまんねん。
(そんなに持ってないけど)
あと「キャンディキャンディ」とかで出てきた、「羽根付きのペン」にも憧れまつ。
Posted by とぱーず at 2006年04月18日 18:40
いらちっていうのは端的にいうと気が短いことなんですけど、関西人っていうのは(あくまで比較の意味で)いらちやと言われてますね。

車の運転とかね、ふふ。

でも広島も荒っぽいとは言われてるけどね^^

僕もハンドル握ったらどうなるのかしら(きゃー)

そうそう!羽ペンね。「トムとジェリー」なんかでもよく出てきて、子供のころあこがれました(UU人)
Posted by ろでむ at 2006年04月18日 19:59
読むだけにしよーと思ったら・・・
「トムとジェリー」の文字が・・・・

あれ、子供の頃も勿論見てましたけど、今見ると意外なことにすごいおもちろいんでつよ〜ブラックなジョークも満載で〜。
いま、ボウズもちょ〜はまっちゃって、財政難なのにDVDを結構買っちゃいました〜。「トムジェリ」コミュにも入ってしまったし^^

失礼しました〜〜〜ささっ
Posted by とぱーず at 2006年04月19日 00:45
余談ですが、若い頃(20年ぐらい前。ぶはー!)よく行っていた「カフェバー」でトムとジェリーをやってまして(音は消してありましたが)。

最後にクレジットが出るんだけど、確か1943年ってあって。

戦時中にあなたカラーのこんなアニメが作られてる国とそりゃ戦争したって勝てませんよ!

と思っちゃったものです、はい。
Posted by ろでむ at 2006年04月19日 21:20
そうそうそう。

>戦時中にあなたカラーのこんなアニメが作られてる国とそりゃ戦争したって勝てませんよ!

同じようなことが「風と共に去りぬ」でも言われてましたね。あれは確か1939年!

「トムジェリ」そうそう!1943年が初回だったかな。コミュでそう書いてあったような。
Posted by とぱーず at 2006年04月19日 23:37
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/16659440

この記事へのトラックバック